20240227 : 作品text #007

作品について

Still life , Natura morta – #08 について。

神はその光を見て、良しとされた。神はその光とやみとを分けられた。

神は光を昼と名づけ、やみを夜と名づけられた。夕となり、また朝となった。第一日である。

「旧約聖書 創世記」より

旧タイトル【 soirée 】ソワレ。夜会。夕方、日が暮れた後の時間。夜公演もsoiréeと呼ばれます。

普段、夜中から制作しており朝の光が部屋に差し込んでくる時間が好きでいくつか作品にしてきた。この作品はそれとは違い、暮れていく中で徐々に見えなくなる前の光景。これから夜が始まるという時間帯。その時間に描けるのは仕事が休みの日。

日が暮れて夜が始まるように、終わることで始まることがある。手放さなければ手に入ることの無いものもある。

生きることのみに価値を置き、死ぬことを忌諱して何になるというのでしょうか。どうして人は毎日死へ向かって生きているのでしょうか。

人生80年、そんなことのない毎日。

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