故郷の山形の冬の景色です。タイトルはフランツ・シューベルトの楽曲から。この曲を聴きながら描いた作品です。

ここは雪がなければなんでもない田畑の広がる景色なのですが、その辺りを歩いていたら描きたくてどうしても描かないといけないと感じました。

その場で描くことができればいいのですが、そうはいかず何度かここへ足を運び部屋に戻っては写真を見て描きました。暖房をつけて雪景色を描こうなんてそんなことはできないので、東北の1月の寒さの中で描いた作品です。

「冬の旅」は、画家の戸嶋靖昌が好んで聴いていたことを知ってから私もよく聴くようになりました。それは冬であるかどうかは関係なく。

どうしてもそのタイトルを冠した作品が描きたいというのもありました。