制作の日々が過ぎ、ちょっとinputも必要。本を読んだりなどをしています。
pragmataと関わるまで全然気にすることなく描いていたのですが、扱いたいのが果物の作品ということでstill life、静物画を意識するようになりました。それで、最近読んだ本は
エリカ・ラングミュア著:静物画
デッサンの延長で目の前にあるものを描く感覚で描いていましたが、最近の作品ではそれなりに意識することが多くなりもっと知りたいなと思っていました。
Still lifeが発展してきた歴史や流れを簡単にわかりやすくまとめた内容でした。それほど難しいことも書いていないし、訳し方言い回しも読みやすく記されています。
今回のシビュラ展の作品を描いている最中にも少しずつ意識は変化し、全て潰して描き直そうかとも考えました。2点発表する予定が1点になったのにはその意識が変化したことも関係しており、当初考えていたものがもはや古いものに感じ、それをそのまま描き続けることは困難でした。
私が絵を始めたのにはLeonardd da Vinci,、戸嶋靖昌この2人画家が大きく関わってきますが(その話はまた別の機会にできればと思います)、彼らの人物画から影響を受けていたのでstill lifeに力を入れるようになるとは思っていませんでした。
しかし、still lifeのことを知っていくと自身の出力の仕方(考えていることをstraightにではなく比喩的に表すなど)に合っているようにも感じるのでそれを考えると興味深く面白さを感じています。
自身のやりたいようにだけやるというのもいい生き方ですが、周りから求められるものがあるとそうなっていくようですね。そういう状況になると自身が拡張したようになる、これまで見えていなかった離れたところの点と繋がるような心地が面白い。
とりあえず目の前のこと、できることをしっかりとやっていこうと思っています。
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