20230412:ランベルト・ベールの理論

ようやく今月の1点目が描き上がりました。描ける時はすぐ描けるのですが、納得できない出来の時はかかる時間は長くなります。

自身の絵を見て初期の方が上手かったかな?という印象を感じることがあります。描けば描くほど印象が悪くなりどうしたらいいのかわからないというような時もありました。

どうしても色や明暗の階調をしっかりと取りたいと力を入れてしまいます。デッサンの時にやったような10段階のグレースケールがそれぞれ等間隔に並んでいるというイメージのまま色も同じように画面に起こしがちになってしまいます。しかし、光は”ランベルト・ベールの理論”に従っており、図のように色の緩急・転調は緩やかに変化しているのではなく一気に変化しています。なので、そのように描けば目の前の現象に近づき絵の印象は良くなるのだと思います。この図は本当にわかりやすい。

ランベルト・ベールの法則 - Wikipedia

明暗境界線は大事に描き、明部の変化は微妙に描くことで、これまで抱えてきた問題やつまずきは解決するようです。

このことは今年の初めに知ったのですが、どうしてもいまだに細かく刻もうとしてしまいます。描く時の絵と自身の立つ位置、見すぎて慎重になりすぎているなどさまざまな要因がありそうです。

今後の制作は、月に果物の静物画は最低でも1点、その他の作品を1点以上、そして今後の個展を見据えた制作も。もっと描くことに力を注いでいきたいと思います。

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