訳あってフランスへ行く機会がありちょっと行ってきました。何の目的で行ったのかを聞かれると困るのですが、3年前に研ぐように渡された魚をおろす用の庖丁を研ぎ直して弟に持っていくこととイタリア人へ坂本龍一の「12」のレコードを渡すというミッションはこなせました。
Parisです。デモで暴動が起きているというニュースをずっと見ていましたが、行った期間はちょうど休止の時期でいいタイミングでした。私はそれも含めて見たい感じたいと思っていたのですが、今回はひとりではなく誰かに何かあったらまた大変なので今回はそれで良かったと思います。
個人で行く時はあれこれ下調べしていくのですが、今回はどのように動けるのかわからず(パリでは2日間自由に動けました)特になんの準備もせずに行ったので何があるのかわかりませんでしたが、ギャラリーの集まる一角が”Paris Tribal“というイベントを開催中で古代のアフリカやアジア、オセアニア、アメリカ大陸の民族の美術品が展示しておりとても見応えのある企画と感じました。それぞれの民族が儀式の際に用いる仮面や像など、日本からは能面などが展示されていました。
パリは日本では見られないような規模でさまざまなギャラリーがあり、それだけで1日は過ごせます。
丸1日ルーヴルで過ごした日もありました。1日では足りないことを知っていたので当初は行くことを辞退したのですが、全然足りないですね。絵画の間ですら回りきれませんでした。
セーヌ川です。フィレンツェではのアルノ川にかかるヴェッキオ橋を見ながら橋を渡る景色があってなんだか思い出しました。
Les Deux Magots(ドゥ・マゴ)。ピカソがドラ・マールと出逢った場所。画家やアーティスト、文学カフェと言われたように作家も通った場所で、藤田嗣治も常連だったようでちょっと見たくて横切っただけですが。
画材屋は”Magasin Sennelier”と”Charvin”へ。どうしても老舗の底で手に入るものが欲しくて買ってしまいます。
Charvinではオリジナルの絵具も展開していたのでfrench blueとdeep shellを。そしてロゴ入りのペインティングナイフ。レジにあった真鍮製のロゴ入り小皿もなぜか手に取ってしまい。Magasin Sennelierではラファエロの筆を購入。日本で購入した方が全然安いのですが。
Zecchiの時もそうでしたがそこのオリジナル(ロゴを入れただけだとしても)は欲しいなと思ってしまう。日本の大型画材店のロゴが入ったものが欲しいかどうかは別にして。古くからその街でこぢんまりと営業しているような老舗だからかもしれないです。雰囲気もよく見ていても面白い。世界堂の方がそれぞれの種類はあるんですけど、やっぱり面白いですね。日本にはないものもあるし。
パリ以外、フランス外にも行きましたがとりあえず。記事にするためネタにするために行ったわけではないので。食事も撮っていたらグルメな記事になったのでしょうけれど食事を撮るのは好きではないので。
日本外へ行くと人と話す機会が多くなり言葉の必要性を感じます。相手も話せないことが残念そうで、私も残念で申し訳なく思ってしまう。イタリアへ行く際は挨拶やちょっとした言葉くらいは覚えて行ったけれど、今回はほとんど準備せずだったのでなおさらやりとりができなくてやっぱりもどかしい思いをしました。
【 石榴 – incantesimo – 】の記事で軽く触れたように、絵も包丁もレコードも渡せて無事戻れました。今回もいい経験になったと思います。今回はひとりではなかったのですが、それも含めて各々にとって良かったと感じられたのならいいのかなと思います。
それと、このリップが買えたのが良かったです。
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