居住場所、仕事など私の環境が変わります。今回は作品を描く作業があり施設内の倉庫に住み込むわけにはいかないので、ちゃんと部屋に。何度も引越していますがものも身体も動くのには多くのenergyがいりますね。また、時間も必要になり都度荷造りや準備、掃除など、作業を中断する時間が多くなります。
「東京はないですね」
「東京はもういいです。別のところがいいです」
「関東以外の近辺がいいです」
「関東以外で東京に行きやすいところが…」
そんなことを言っていたのに結局は東京になってしまったわけですが、まさか三度目があるなんて想定していませんでした。東京といっても23区外も島も東京都ですから特別なものではなく、他県と同等と考えています。今回は仕事の関係でそうなりましたが、今年色々と声がかかるまで東京/関東は避けるつもりで準備していました。
civic-19が起こって以降、とても動きにくくなりました。2020年以前以降でも短期間でいくつか転々としていましたが、引越し用荷物を抱えての移動は久しぶり。今回は出ようと思ってからがとても長かったように感じます。そもそも2018年に金属を辞め引越し資金を貯めるために派遣に出たことがItaliaに行くきっかけになりました。そしてそのすぐ後civic-19、2021年のfashionshow、知人の仕事の手伝い、France行き、シビュラ展などなどいろんなことが引き止めるように関わってきました。
数ヶ月の住み込みも含めると十ヶ所ほどになるのでしょうか。今では古臭い習慣になるのかもしれませんが、その家に生まれた役割として実家に残る/継ぐことが自身にとっての当たり前なのだとしたら、そこにとどまらないということは間違ったことをしていることになるわけで何をやってもうまくはいかない、そう思うようにしました。身体を治しては出て、壊しては戻りを繰り返してきましたが、もうそれも出来ないだろうと思います。【 Untitled – Hand Series 01 – 】は父の手、【 Untitled – Hand Series 02 -】は母の手を描いた作品ですが、あれも離れることを想定して制作しました。
うまくいかないことが当たり前。絵を始めた時もそう、学歴がないことであったり諸々を踏まえるとうまくいかないのが当然と思ってやっています。
仕事もいくつも経験しました。コンビニで働くようなことはないと思っていてもそれを経験する自分がいる、restorantのserviceを経験することもそう。そうやってなんだかんだ変わってきたことがよかったのかはわかりません。高校を出て意地を張ってそのままに変わらないでいられたのなら器用ではない分うまくいっていたのかもしれないと思うこともあります。
これまではうまくいくように失敗しないように成功しようとしてきましたが、今はうまくいくことよりも挑戦することが重要と思っているのでいろんなことがどうでもいいようにも思えます。
だから、うまくいかないからと最初から諦めているのではなくこれまでとは目的地が違っているだけです。
おそらくnet環境は整えないようにすると思います。学生の頃からの付き合いで長く習慣になっているPC、それがないと落ち着かない、PCじゃないとSNSにもほとんど触れないのですが、それもいいかなと思います。
それでも作品や文章、更新する時は更新します。
これからどうなるのか。
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