20240919 : 仕事

作家側の仕事はどこまでなのだろうかと思う事がある。ギャラリー側の仕事はどこまでしてくれるのだろうかと考える事がある。作家が集客する必要がないのなら、額の手配、箱やその他備品、価格、もろもろの事務的な作業などこなす事なく作品に集中できるのならと考えることはある。名が知られない限りはそこまでやってくれるギャラリーなどないだろう。ギャラリーはSNSなどで作家の発言をコントロールすることも必要だったりする。個展が近いから作品の露出を控えるようになど。作品を売るのがいちばんの仕事でそれをすることで繋がるのなら言葉はない。しかし、作家や作品のことを説明して興味を持たせてくれるかはそれぞれによるだろうけれどわからない。作品にはその後も続きがあるのだから購入してもらって関係が終わりではいけない。そう思っている。

そのギャラリーと組んで仕事をしている分にそれで構わないのだけれど、そこだけで生計を立てられるようなことはないだろう。他所でも展示する、そのギャラリーごとの顧客が来てくれることでならそれで成立するだろうか。それでいいのだろうか。どの展示にも足を運んでくれる方がいる作家というのはいると思う。告知しない場合別の場所でやる際に人はきてくれるか。作家側からの周知がない場合、そのギャラリーの常連さんだからくることは多いのではないか。ギャラリーの常連さんで回ることも虚しさはあるし、作家が告知しなくては新規の方は少ないのではないか。そう思うと作家は告知をする必要があるのか。

SNSがあるおかげでレンタルギャラリーで自主企画が成立しやすくなっているのも事実だと思う。そういった意味でもギャラリーの在り方や存在、作家の仕事はどこまでなのだろうかはまだまだ考える必要はあるだろうと思う。審美眼のあるきっちりとした仕事をする画廊やギャラリーの存在はこれからも必要であると思っている。地方では土地があるのだから作家が自らギャラリースペースを設けてしまうのも面白いと思っている。他の地域の作家を呼んで展示してもらったりするのもいいのかもしれない。そうでないといつまでも東京に偏ってしまう。

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