20231111 : merit /demerit

雑記

今住んでいる部屋は山形の部屋よりも狭く、絵を描く環境を優先しているので寝る場所にも困る。布団を持つことができないけれど、ある程度満たされてしまうよりは全然いい。”「俺は、柔らかいベッドと旨い物を食いたがる奴を信用しない」。”そんな言葉もありますから。

東京にいても絵が描きにくい環境ならその選択は間違っているのでは?そう思えるかもしれないけれどダメだなんてことは全然思っていません。ダメとは言えないのは、時間の流れがやっぱりこっちの方が過ごし易いなと感じること、それと最もの理由はいろんなところでさまざまなものが見られるから。休みの日はSNSで知り気になった作家の個展や展覧会を見に出かけたりもしています。

先週は、

「禅と美―スペインからのまなざし」展

会場;駐日スペイン大使館

会期:2023年10月28日〜11月24日

伊豫田晃一 | Visionaire -眼差しの先

会場:NADiff Gallery

会期:2023.10.26[木]—2023.11.19[日]

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merino テンペラ画展 |village record

会場 : msb gallery

会期:2023年11月2日(木)〜12日(日)

msb gallery
msbgallery, msb-gallery, msb_gallery, Travel Exhibitioins, 旅する展覧会

藤崎孝敏展2023

会場:Gallery Pied nu

会期:2023.10.14(土)〜11.4(土)

※終了しましたが、現在は西千葉の山口画廊さん、12月からは神戸で作品が展示されます。

藤崎孝敏常設画廊:Gallery Pied-nu / ギャラリー・ピエニュ
銀座 アートギャラリー・ピエニュ/Gallery Pied-nu

「禅と美」は必要と感じたこともありどうしても見ておきたかった。午前中に伺ったのですが、もうその後の予定をやめてしまって帰って絵を描きたくなった。そんな内容でした。欲しかった感覚がそこにはありました。久しぶりのスペイン大使館のあの会場、やっぱりいいなと感じます。

その後、SNSでfollowしている方の展示に足を運びました。伊豫田さんは前回足を運んだのが8年前と久しぶり、merinoさんは初、気になっていましたがようやく見ることができました。どちらも繊細で私は好きだけれどやれないこと/やらなくていいことだから、せめて鑑賞していたい。

藤崎孝敏さんは、今年Franceへ行く前に個人的に色々とありその時から楽しみにしていました。お会いして話したりお酒を飲んだり、そういうことができるのもいい点だなと思います。

実際にgalleryを訪ねると作家の方やgalleryの方、またはそこに居合わせた方と会話する機会もあります。絵の技術やlevelがものすごく高いならまだしも、そこそこの人はたくさんいます。今はSNSがあるので以前ほど重要ではない要素かもしれませんが、人との出逢い、誰と出逢うかによって変わるものはあると思っています。そして、そんな話をお聞きしたのでやっぱりそれはあるのだなと再確認しました。学歴もなければ絵もそれほどの自分にとって、その要素は必要なものだと思っています。あとは、その人自身の内面から現れるもの。佇まいや雰囲気など、持っているものも重要だということでした。

(余談になりますが、高校の頃は超がつくほど人見知りと周りには言われてた私ですが、それからいろんなところへ住んだり行ったり様々な方と関わりを持つことでそれは変化したように思います。だから、どこへ行っても人と話すことができる自分がいるのだと思っています。最近SNSで話題になっているギャラリーストーカー問題なども人との関わり方(接し方、あしらい方)がもう少し身についていたならもしかしたら違うのかもしれないなと思います。中年の男性が若い女性に対してというのは自身体験することができないので言及できないことなのですが。絵を描いていたり作品を作る人は人と関わることが苦手であることが多かったり、その気持ちもわかるので尚更に。)

最近描いているものも、その対象を追っているだけ、よく思われようとしているふうなところがどこかありました。pragmataでも”この作家が好き、こういう作品がいい’という話をしているので自然とそちらへ近づこうとしていたりもしますが、それが本当に自分の描きたいものなのかどうかは違うと思います。描きたいものを描くことがプロではないというのをどこかで目にすることがあるのですが、やはり、心を思い切り動かされるものを見ると受け入れられようとしているものでは良くはない、私にとってはダメなのだと感じます。それで先方との関係が拗れても仕方がないですが、私が描く意味を再度確認し、これから作品にしていきたいと思います。

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